実績紹介

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松江泰治氏の「マキエタCC」展覧会図録を東京都写真美術館様より受注しました。

本文は四六180kgのダルアート系用紙を使用し、当社の高品質カラーデジタル印刷システム「NDP(Nissha Digital Printing)」で行いました。
デジタル印刷の特性を生かしながら、松江先生の印画紙の見本を一点一点お預かりし、高次元で再現しております。


6頁を要する折り込み頁が魅力の一つで、壮大な写真を最大サイズで綴じ込んでおります。 また、図録の小口部分の余白を揃える為に特殊な製本様式を採用しており、ページをめくっていくと揃っている余白がなんとも美しく感じられ、写真をより際立たせ、重厚な図録の仕上がりとなっております。

デザイナーは田中義久氏。

下記展覧会の詳細となります。

<以下、東京都写真美術館HPの紹介文より> 松江泰治(1963年、東京都生まれ)は世界各地の地表を独自の視点で写してきました。作家が撮影時に設けた、画面に地平線や空を含めない、被写体に影が生じない順光で撮影するといったルールは、写真の本質を問い直すような平面性を生み出しています。本展では、作家がこれまでに制作してきた作品の中から、〈CC〉と〈makieta〉という二つのシリーズを、初公開となる新作も交えて紹介します。 2001年から制作されている〈CC〉は、「シティー・コード」(City Code)を略したシリーズ名の通り、 各作品のタイトルには撮影地の都市コードが付されています。ギリシャのアテネから撮影が始まったこのシリーズでは、作家が訪れた世界各地の都市の諸相が克明に写し出されています。画面全体にピントを合わせることで、奥行きが取り除かれ、画面上にあらゆるものが等しく存在しています。 一方、2007年から制作されている〈makieta〉の作品にも、都市コードや地名が付されています。 「makieta」(マキエタ)とはポーランド語で模型を意味し、実際の都市や自然を撮影した他の作品と同じルールで、世界各地の都市や地形の模型が写されています。エクアドル・キトの博物館に展 示されていた模型を起点に、レンズを通して模型から立ち現れる風景には、現実と見紛うほどの精巧さがあり、その曖昧な境界は写真の本質を浮き彫りにします。 ミッドキャリアでの個展となる本展では、最新作を含む二つのシリーズを通して作家の現在地を示 すとともに、その表現の可能性を探ります。

開催期間:2021年11月9日(火)~2022年1月23日(日) 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合開館、翌平日休館)、年末年始(12/28-1/4、ただし1/2、1/3は臨時開館) 料金:一般 700(560)円/学生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円 
※( )は当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引料金。各種割引の詳細はご利用案内をご参照ください。各種割引の併用はできません。 
※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)、年間パスポートご提示者は無料。 
※1/2(日)1/3(月)は無料。開館記念日のため1/21(金)は無料。 本展はオンラインによる日時指定予約を推奨いたします。

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4031.html

展覧会図録は東京都写真美術館内2Fの「NADiff BAITEN(ナディッフ バイテン)」にてお買い求めいただけます。

▶クライアント:東京都写真美術館
▶内容:「マキエタCC」展覧会図録
▶関連リンク:NDP 出版