2019年9月、世界の博物館関係者が一堂に会する「第25回 国際博物館会議京都大会（ICOM KYOTO 2019）」が開催されました。当社を含むNISSHAグループでは、「芸術・文化の支援・振興」を社会貢献基本方針のひとつに掲げています。また当社では高精細な画像の入出力技術やデジタルアーカイブ技術を通して、文化資産の保全やその活用促進に取り組んでいることから、併催された「ミュージアム・フェア」にてブース展示を行いました。

展示では、藤本由紀夫氏を中心とした現代アート作家集団phono/graphの作品を「BIG BOOK」として表現した作品展示を行いました。印刷物そのものを「作品」として扱っていただけたことは、私たちにとっても非常に大きな喜びでした。

展示にあたってはBIG BOOKを2冊だけ製作。印刷された紙に手作業での加工や作家ご本人による追記を加え、世界に2冊しかない本が完成しました。 3日間の展示を通じて「藤本氏の作品を見たくて来た」という方が多く来場され、「芸術・文化の支援・振興」というNISSHAグループのブランドイメージ向上にも寄与することができました。