AR・VR|コラム
26.04.08
3DCADは主に設計目的で使用されるデータであるため、製品の魅力や使い方を伝える用途には不向きです。そこで注目されているのが、分かりやすい表現が得意な3DCGと、それを体験的に見せられるXRです。本記事では、3DCADと3DCGの違いから、製造業での活用例、XR導入の流れまで解説します。
AR・VR|コラム
26.04.08
3DCADは主に設計目的で使用されるデータであるため、製品の魅力や使い方を伝える用途には不向きです。そこで注目されているのが、分かりやすい表現が得意な3DCGと、それを体験的に見せられるXRです。本記事では、3DCADと3DCGの違いから、製造業での活用例、XR導入の流れまで解説します。
AR・VR|コラム
26.04.08
3DCADは主に設計目的で使用されるデータであるため、製品の魅力や使い方を伝える用途には不向きです。そこで注目されているのが、分かりやすい表現が得意な3DCGと、それを体験的に見せられるXRです。本記事では、3DCADと3DCGの違いから、製造業での活用例、XR導入の流れまで解説します。
製造業では設計段階で3DCADを日常的に扱う企業が増えています。しかし、「3DCADデータがあればXR(AR/VR)にそのまま使える」と考えてしまうケースは少なくありません。
3DCADは、設計に特化したデータです。製品の形状や寸法など製造に必要な情報を完全に保持し、金型設計や部品加工の基盤となる精密なデータとして活用されます。内部構造まで正確に表現する必要があるため、データ容量が大きくなりやすいのが特徴です。

一方、3DCGは「見せる/伝える」ことを目的としたデータです。質感・光の反射・動きなど“見せ方”に最適化されており、内部構造を完全再現する必要はありません。必要な要素に絞って軽量化することが一般的で、スマートフォンやXRデバイスでもスムーズに動作します。
この違いから、XRでの活用には 3DCADデータを3DCGへ変換する工程が必要になります。それによって動作が軽くなり、滑らかに動く“伝わるビジュアル”を実現できます。
3DCADと3DCGは用途もデータ構造も大きく異なるため、その違いを理解することが、XR活用への第一歩となります。
製品の3DCADデータを3DCG化することで、内部構造や動作をアニメーションとして分かりやすく表現できます。実機を持ち運べない場面でも、3DCG から制作した XR コンテンツによって、タブレットやゴーグルを使って魅力的にプレゼンでき、営業活動の質と効率が向上します。立体視ディスプレイを活用すれば、展示会でもより印象的な製品紹介が可能です。

3DCGは動きや構造の“見える化”に優れているため、組み立て手順や操作方法をアニメーション化して分かりやすく伝えられます。複雑な作業工程でも、テキストや写真より理解しやすく、新入社員教育や海外拠点への共有にも効果的です。教育コストの削減にもつながります。
3DCGをWeb上に3Dビューアとして公開すれば、オンラインでも“製品現物を手に取って見るような体験”を提供したり、AR(拡張現実)として共有することで原寸大の製品表示も可能となります。遠方の顧客や海外企業にも、移動や展示会費用をかけずに効率的に製品紹介が行えます。

普段は安全面の理由で公開しづらい工程や設備の内部構造も3DCGを使えば、来場者にわかりやすく見せることができます。工場見学では、製造のしくみや技術力を“体験として”伝えられ、企業理解を深めることが可能です。採用イベントでは製造工程の流れをCGアニメーションで提示するなどして、現場の雰囲気を魅力的に表現することで「この会社で働くイメージ」をより具体的に伝えられます。
「営業資料に使いたい」「教育を標準化したい」「製品理解を深めたい」など、目的によって必要なコンテンツやデバイスは大きく変わります。
部品点数が多い製品は、まず“どの部品を見せるか”を整理します。そのうえで、CADデータをXR向けに最適化し、質感やアニメーションを追加します。
・AR(拡張現実):タブレットやスマートフォンを通して、現実の映像の上に3Dモデルや情報を重ねて表示できます。配置検討やシミュレーションが容易になります。物大で見せることもできるため、展示会や説明にも向いています。
・VR(仮想現実):ゴーグルを装着して“完全な仮想空間”に入り込み、製品の操作や作業手順をその場で体験できます。実物がなくてもリアルに学べるため、教育やトレーニングに最適です。
用途や使うシーンによって、それぞれ得意な分野が異なるので、目的に合わせて体験方式を選ぶことが大切です。
制作した3DCGやXRコンテンツをどの部署が使うのか、管理や更新頻度をどうするのかを明確にします。
最初から大規模に展開する必要はありません。まず1製品・1部署で試験運用し、その結果を踏まえて改善することで、社内の理解と効果が高まります。
日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社では、製造業のお客様がすでにお持ちの3DCAD資産を有効活用しながら、3DCG化・XR活用まで一貫してサポートしています。
「iPadで見せられる製品カタログをつくりたい」「Apple Vision ProやMeta Quest 3を使って現場支援をしたい」といった具体的なご相談にも対応可能です。
XRの導入は、最初の一歩さえ踏み出せれば大きな成果につながる技術です。
小さな疑問や検討段階のお悩みでも構いませんので、ぜひお気軽にお問い合わせください。お電話やオンラインでのご相談も受け付けております。