日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社

AR・VR|コラム

25.05.01

CADデータの3DCG活用-ビジュアライズ

AR・VR|コラム

25.05.01

CADデータの3DCG活用-ビジュアライズ

近年、さまざまな業界でCADデータの活用が進んでいます。設計や製造の現場だけでなく マーケティングやプレゼンテーションの分野でもその可能性が期待されています。 「自社のCADデータを映像化してさらに活用したい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。 CADデータを3DCGでビジュアル化することを検討してみませんか?

アイキャッチ画像1

CADデータをビジュアル化するメリット

1.正確性
CADデータは非常に正確な寸法と形状を持っています。
それを基に3DCGを作成することで現実に即した高精度な3Dモデルを制作することが可能となります。

2.コミュニケーションの改善
3Dモデルは視覚的に非常に分かりやすく、社内の方々やお客さまとのコミュニケーションが円滑になります。
視覚的にインパクトのあるプレゼンテーションは、関心を引き理解を深める助けとなります。
更にバーチャルリアリティ(VR)や拡張現実(AR)を用いることで、製品の魅力を効果的に伝えることもできます。

3.コスト削減
一度作成した3DCGデータは、他のプロジェクトに再利用することが可能です。
これにより、新たなデータ作成にかかる材料費や製作時間も削減できます。

4.マーケティング効果の最大化
高品質なビジュアルコンテンツをマーケティングや販売促進に活用することで、製品の魅力やブランドイメージを効果的に表現できます。
視覚的に訴求力のある動画や画像を用いることで、顧客の関心を引き購買意欲を刺激することが可能です。

5.自由な表現と可視化
3DCGにする事で現実ではありえないような自由な表現が可能になります。
見えない部分を可視化し、複雑な内部構造を分かりやすく説明することができるようになります。

アイキャッチ画像2

CADデータから3DCGへの変換手順

1.CADデータ変換・モデリング
CADデータはそのままでは映像化することは出来ません。
3DCGにするには専用のソフトを用いた変換が必要です。
またデータが欠けている部品などは別途モデリングも必要となります。

2.メッシュの調整と最適化
メッシュとは3DCGの表面を構成する三角形等の集合体を指します。
不要なメッシュを削除し、密度を最適化して、データ量を減らしつつ、モデルの品質を保ちます。

3.マテリアル設定
モデルに色や質感、光沢、透明度、反射率などの物理的な特性を設定して、リアルな質感(マテリアル)を再現します。
現物の素材を撮影し、マテリアルを作成する事も可能です。よりリアルな質感を得る事が出来ます。

4.UV展開
UV展開とは3Dモデルに切り込みを入れ、2Dの平面に展開し作業することを指します。
この工程を正しく行うことで表面の素材(テクスチャ)がモデルにフィットしリアルな表現が再現できます。

5.シーンの設定
現実の撮影と同じ様に3D空間内でカメラや照明を配置し、画角や明るさの調整を行います。
イメージに合わせて自然光や人工光源をシミュレートし、影や反射を調整します。

6.レンダリング
完成した3DCGを静止画や動画として書き出します。 用途に応じて解像度などの設定を調整します。
例えば、Web用に軽量な動画を書き出す場合は操作性を重視して低解像度を選択し、表現力豊かなデータが求められる場合は高解像度を選択するなど、 目的に合わせて最適な設定で書き出す事が可能です。

7.最終調整
レンダリングが完了したら、色合いやコントラストなど最終的な調整を行います。

アイキャッチ画像3

さいごに

自社のCADデータを新たな次元で活用し、競争力を高める一歩を踏み出しましょう。 日本写真印刷コミュニケーションズではARやVRを活用したコンテンツも得意としており CADデータの活用をトータルで提案させて頂いております。 ご興味がある方は、ぜひ当社までお問い合わせください。 私たちは、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションを提供し、ビジネスの成功をサポートいたします。



【AR|VRについてはこちらをご欄ください】 ARVRサービス
日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社のAR・VR・3Dサービスについて、お気軽にお問い合わせください。