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企画展『生誕140年記念 石崎光瑤』展覧会図録 を当社のオフセット印刷にて製作

石崎光瑤(いしざき・こうよう、18841947)は、明治後期から昭和前期にかけて京都を中心に活躍し、鮮やかな色彩で独自性に富んだ華麗な花鳥画を数多く残した日本画家です。現在の富山県南砺市に生まれた光瑤は、石川県金沢に滞在した江戸琳派の絵師・山本光一(やまもと・こういつ)に師事、その後19歳で京都に出て、日本画の大家である竹内栖鳳に入門しました。大正5年(1916)から翌年にかけてインドを旅し、帰国後、その成果として文展・帝展で2年連続して特選を重ね、注目を集めました。
光瑤は、早くから伊藤若冲に関心を持ち、大正14年(1925)には若冲の代表作を発見、雑誌に紹介しました。また、若冲のみならず京狩野など広く古画を学習し、制作にも活かしました。本展では、生誕140年の節目に、光瑤の故郷にある南砺市立福光美術館(富山県)のコレクションを中心に、初期から晩年までの代表作を一挙公開し、石崎光瑤の画業の全貌が紹介されています。

展覧会図録は石崎光瑤の代表作を網羅した初の図録であり、本展出品の全82件に加え、資料や落款印章、本展不出品や所在不明の代表作までが掲載されています。屏風や巻子作品をワイドに表現するため、開きの良いコデックス製本を採用した他、カラー図版は観音開きを多用し、巻頭には原寸大の図版が16ページにわたって収録されているのも特徴です。石崎光瑤を推す学芸員、主催者の熱い想いがB5変形サイズの展覧会図録に凝縮されています。

サイズ: B5変形/頁数:256ページ/製本:コデックス製本+カバー掛け

 

◆富山会場 2024713日(土) – 202492日(月)

◆京都会場 2024914日(土) – 20241110日(日)

◆静岡会場 2025125日(土) – 2025323日(日)

◆東京会場 2025423日(水) – 202556日(火)

▶クライアント:株式会社毎日新聞社
▶内容:『生誕140年記念 石崎光瑤』展覧会図録
▶関連リンク:出版